4月ですね。
日本では新しい年の区切りなので
気持ち新たに、新しいスタートといきたいところです。
1月からスタートさせたかったけれど
どうにもうまく進んでいないことがあったら、
今がチャンス♡
思いきって、4月から仕切り直し!
再スタートさせてみてくださいね。
四月病、五月病と言われるように
この時期は、なんだか
心がもやっとしやすい時期です。
ウキウキした陽気とは裏腹に
考えても仕方がないことが
頭に浮かび続けてしまって、
夜、寝ようと思っても同じことがぐるぐると
頭の中を行ったり来たりしていませんか。
春は陽気が急激に大きく切り替わる時なので
体はもちろん、心もその変化についていけず、
もやっとすることが多く、また
春はうつ病を発症しやすい時期とも言われています。
実は、その”心のもやっと”は、
睡眠とも深く関係しています。
と、睡眠についてお伝えしてきていますが、
今回は、
睡眠と心の関係性についてです。
私たち人間は、
1日に60000個ものコトを考えています。
最近はSNSの普及で
情報量が急激に増えてきているので
さらに多くのことが
脳内に流れ込んできています。
そして、驚くべきことはここから。
その60000個の思考のうち、
なんと80%がネガティブなことなんです。
80%ってすごいですよね!
このネガティブ思考は、
人類の歴史的背景から成り立っていて、
その昔々…というところまで遡ります。
まだ住居というものがなく
岩場などで生活していた時代の話です。
人間の思考は、そもそもネガティブが当たりまえ
壁も塀も、もちろん鍵もない場所で生活をしていた時代
いつライオンや狼が襲ってくるかわからないという不安を
常に持ちながら生活をしていました。
猛獣に襲われるかもしれない、という
ネガティブな可能性に怯えながら暮らしていた
歴史的背景が、私たちの
思考がネガティブに大きく傾いている発端です。
現代の私たちからみたら想像できませんが、
長い歴史でみてみると、
安全な家という概念がない時代の方が
圧倒的に長いのだから、私たちの
体に刻まれたDNAは簡単には変えられません。
そんな風に考えてみると、
なんだか、ネガティブに考えてしまうことも
「これはDNAのせいだから気にする必要ない」と
少し心がホッとするかもしれませんね。
睡眠の質と時間がネガティブ思考を引き寄せる
そもそもDNA的にネガティブ思考が強い人間ですが、
昨今さらにその傾向が強くなってきています。
日本人の10人にひとりがうつ病患者と言われている時代。
うつ状態の人も含めると、相当数になりますね。
「うつ」の原因は、睡眠とも大きく関係していて、
うつ病患者さんの82%以上が
睡眠障害を抱えていると言われています。
睡眠中、私たちの脳はひたすら働き続けて
その日にあった出来事や記憶の書き換え、整理をしています。
睡眠時間が不足していたり、睡眠の質が低いと
脳は「記憶の整理」という大切な作業ができず
頭の中は、パニックを起こして
思考がバラバラになってしまうばかりか
思考が正常に働かず、大きなストレスがかかることで
自律神経に影響を及ぼして
心身の不調を導いてしまうのです。
きちんと睡眠をとることで脳をリセットさせましょう
思考をポジティブに、そして、
頭も心もスッキリと毎日を過ごすためには
脳が記憶の書き換えや整理をする時間を
ちゃんと作ってあげることです。
質の良い睡眠を取れた翌朝
スッキリと目覚められるのも
午前中に仕事が捗るのも、すべて
睡眠中に脳がきちんと記憶の整理と
書き換え作業をしてくれているからです。
脳がスッキリ、クリアな朝時間が快適なのは、
こんなところにも理由があるのです。
80%を占めるネガティブ思考を追い払って
毎日快適に元気に過ごすために、
しっかり質の良い睡眠をとるように心がけてみてくださいね。
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