タイの結婚式にはお着物で

タイの結婚式のセレモニーは大きく2つ「婚約式」と「結婚パーティー」があります。今回の婚約式には、新婦からのリクエストで着物で出席。婚約式のドレスコードが“金色・黄色”だったので、手持ちの着物の中から光沢感のある黄色の小紋をチョイスしたら、これが我ながらとっても可愛く着こなせて大満足でした。

屋外での食事やパーティーもあるタイの文化

私にとって2回目の出席になる今回のタイの結婚式。前回は約7年前。今回の新婦のお姉さんの結婚式に出席させていただいた時でした。

当時は、日本の感覚でタイ旅行をしていただけのタイ文化初心者だった私。それまでは暑い気候の下でもキッチンは外、食事も外というタイの慣習を深く意識したことはありませんでしたが、この時に初めて知ったのが結婚パーティーも屋外で行われることがあるいうこと。日本の感覚で出席しようと着物を着たらなんとパーティーは屋外!お着物の下に長襦袢やら補正やら・・何枚も体に巻きつけていた私は、案の定、部屋に戻ると下着から長襦袢までたっぷり汗を吸い込んだ状態(笑)でした。
今回は過去の経験からの学びがしっかりあり、汗を書くことや屋外の可能性も想定して、訪問着や付け下げではなく、あえて小紋をチョイス!

⬇︎前回の結婚式の時の想い出写真。7年前って、私もみんなも若い〜〜!!!

コーディネート次第で七変化
着物って素敵

婚約式に着るお着物は黄色の小紋!と前もって決めていたのですが、いざパッキングをするために着物コーディネートを考え出したら、あれやこれや頭の中を駆け巡って、帯や帯揚げなどと引っ張り出してああでもない、こうでもない笑。最終的には、カラフルな半衿を合わせて、伊達襟でちょっと遊んで、自分でも納得のコーディネートが完成!後から写真を見返してもやっぱりこれで良かったなぁと大満足のコーディネートでした。
小紋に伊達襟で遊んでみるの、なかなか良い!

婚約式当日は、朝5時からヘアセットでスタート。新婦と新婦家族女性陣のヘアメイクでお願いしている中に混ぜていただきました。事前に過去のアップスタイルの写真を送り逆毛をいーっぱいたててパウダーのスタイリング剤であっと言う間に仕上げてくれました。

ちなみに、今回着物を持っていくために、ずっと箪笥で眠っていた着物バッグをはじめて使いましたが、これが意外なことにとても便利。普段は自宅で着付けて出かけたことがほとんどなので、これまで使う機会がなかったのですが、持っていてよかった♡と思った着物アイテムです。私が持っているのはこういうタテ長タイプ。しっかりしているので機内持ち込みでも安心でした。

やっぱりお着物って楽しい♡
歩く日本文化の広告塔!

7年前の前回出席させていただいたタイでの結婚式と時に”お着物を着たい!”という思いから着付けを習いはじめて今に至る私の着物ライフ。ともすれば、簡単に忘れてしまう複雑な着付けの流れを忘れないように、忘れないように…と継続的に着る努力だけは続けてきた甲斐があって、今回も海外でお着物を着ることができました。やっぱりどんな環境であっても、お着物を着るのは楽しい♡普段着で海外の街を歩いていると、中国語や現地の言葉で話しかけられることも多いけれど、着物で歩いてたら誰もがひと目で「日本人」と認識。多くの外国人から見たら、テレビや映画など映像の世界でしか見たことがない日本の文化=着物がリアルに目の前にあるのだから、もはや歩く日本文化の広告塔ですね。確かに、着物を着ているだけで、一緒に写真を撮って〜!と言うお声はたくさんかけられます。あ!日本でも、外国人が多い浅草などを着物で歩いていると誰だかわからない外国人と一緒に写真を撮ることも笑。
着物は、私たち日本人から見ても本当に美しくて誇るべき日本の文化のひとつ。これからも、細々とお着物生活を楽しんでいきたいいなぁと思う素敵な素敵な婚約式でした。

>>今回のタイの婚約式の話はこちら

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