LGBTの若者たちの現実、そして、心のうちと強さと、優しさ、そして家族に絆と・・・ありとあらゆる人間の温かさに触れることができる映画「サタデーナイト チャーチ」。
サタデー・チャーチは、2011年にニューヨークのフィールド教会がスタートしたのを皮切りに、一時期は約100もの教会が実施していたプログラム。”家族や周囲から誓いを得られずに家でをするLGBTの24歳までの若者たちに食事や衣類の提供、性教育やスポーツの場の提供、そして相談の場を設けていて、現在でも約30の教会がそのプログラムを続けているそうです。
自分のジェンダーに悩み、学校でも、家庭でも自分の居場所がない日々を送っていた主人公の青年ユリシーズが、ある日出会ったトランスジェンダーたち。優しく声をかける人、ぶっきらぼうな人、寡黙な人・・・とそれぞれがとても個性的なメンバーたちが、ユリシーズをそっと静かに支え、そんな中でユリシーズ本人も少しずつ"自分"を見つめつつ強くなっていく過程は、過酷な道でありつつも、たくましくとっても温かいストーリー。
82分の映画を通して、冒頭シーンからエンディングまでの主人公ユリシーズと表情の美しくたくましい変化をぜひ感じてもらいたい。LGBTに関してだけじゃない、家族、友人、成長・・・いろんな視点からいろんな想いで見ることができる映画です。
＊LGBT:レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー（身体上の性別に違和感を持った人）の頭文字をとったもの
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『サタデーナイト チャーチ』
http://saturday-church.com/
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キノフィルムズ
2月22日(金)、新宿ピカデリーほか全国順次公開
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