【10月27日(土)公開】ライ麦畑で出会ったら

 

ザ・青春!若いって素晴らしい!!
そんな懐かしく温かい気分に包まれる作品。
10月27日土曜日公開の映画「ライ麦畑で出会ったら」

 

世界中で青春小説の代名詞とも言われる、J.D.サリンジャー著「ライ麦畑でつかまえて」(1951年出版)の世界に入り込んだ高校生男子の姿を描いたこの作品は、大人になった私たちが忘れてしまっているピュアな心の豊かさがたっぷり盛り込まれて、懐かしく、そして、大切なことを思い出させてくれます。

この映画の舞台となるのは、1969年のアメリカ・ペンシルバニア州。純粋すぎるが故に、上手に世の中と折り合っていけない高校生ジェイミーは、敬愛するお兄さんの勧めで名門の全寮制高校での学生生活を送るものの、注目を集める運動部員たちと比べて地味すぎるくらい地味で、同級生とも馴染めずにいました。

 

そんなジェイミーの心を掴んで離さなかったのが、J.D.サリンジャー著「ライ麦畑でつかまえて」
ジェイミーは、所属する演劇サークルで、この作品を上演することだけを夢見て、作者であるサリンジャーからその舞台化の許可を得るために、サリンジャー本人に彼の作品への想いを伝え続けます。

不器用な高校生ジェイミーの心を支え続けた「ライ麦畑でつかまえて」。そして、彼のサリンジャーへの想いを実現させるべく陰ながら応援する大人たちの姿。彼を側で支え続ける演劇サークルの女友達ディーディーの存在とふたりが一緒に成長していく様…。そんなジェイミーと一緒に成長する同級生たちの姿からも目が離せません。

 

本作品「ライ麦畑で出会ったら」を観てからというもの、事あるごとに自分の青春時代をふと振り返り、若かりし自分はこんなにも強く想う”何か”を持っていなかったなぁ〜、とジェイミーの青春時代を羨ましく想う自分がいたり、純粋で真っ直ぐな想いをもっと感じたくなり、いま改めて「ライ麦畑でつかまえて」を読み返しはじめています。

私たちが忘れてしまっている何か。大人になって、折り合いをつけてしまっている何かを思い出させてくれる映画「ライ麦畑で出会ったら」は、世界中で数々の映画賞を受賞しているというのも納得の作品です。

 

『ライ麦畑で出会ったら』

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©2015 COMING THROUGH THE RYE, LLC ALL RIGHTS RESERVED
配給:東北新社 STAR CHANNEL MOVIES
10月27日(土)、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
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